一生に一度きりの結婚式、「どうせなら自分の大好きな曲で入場したい!」と思うのは当然のこと。しかし、あなたがゲームファンの場合、問題はそう単純ではないようです。
先日、Yahoo! 知恵袋にこんな質問が寄せられ、ゲームファンの間で大きな議論を呼びました。
「オタクじゃない方に質問します。30代カップルの結婚式で、披露宴の入場に『ドラゴンクエスト』のオープニングが使われていたら、正直、ちょっと失笑ですか――?」
……む、難しい。これは難しい質問です。
質問者は、普段はオタク趣味を周囲に隠しているそうですが、実際は「ドラクエのオープニングを聞くだけで気分が高揚します」というほどのゲーム好き。もし実現すれば、きっと質問者にとっては一生の思い出になることでしょう。
しかし当然と言えば当然ですが、彼女はこの要望を「それはやめてね」と冷静に却下。招待客の中には社長や取引先の人も含まれているし、女の子の中にはオタク嫌いな人も多いから――というのが彼女の言い分です。うーん、そう言われてしまうと、確かに「一生に一度の思い出」と引き替えだとしても、ちょっとリスクが大きすぎる気がします。
この質問を受けて、回答欄ではやはり「引きます」という答えが全体の9割近くを占める形に。「オタクを否定する気はないし、曲自体もすばらしいと思う。でも時と場所はわきまえるべき」、「二人がそれで納得いくならいいが、彼女がやめてと言っている時点でNG」、「結婚式は新郎ひとりのものではない。彼女や招待客のことも考えるなら、絶対にやめた方がいい」といった声が目立っており、やはり結婚式で「ドラクエ」の曲を使うのはちょっと避けた方がいいようです。
ただ「ドラクエ」の場合、「ゲームミュージックとして有名すぎること」が逆に仇となってしまった側面も。中には実際に結婚式の音響を担当しているという人からの回答もあり、その人によれば「『ファイナルファンタジーXII』で使われた、葉加瀬太郎さんの『希望』は普通に流してましたよ。お客さんやゲストにも『この曲いいね』って言われますし」とのこと。またお色直しや退場の曲としてならOK、という意見もあり、必ずしもゲームミュージックならすべてアウトというわけではない模様。これから式を挙げる予定がある人は、ぜひ参考にしてみてください。
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