先日、「モバゲータウン」(以下、モバゲー)を運営するディー・エヌ・エー(DeNA)の発表会に行く機会があったのだが、そこで明らかになった、「モバゲー」の利用状況がすさまじかった。
発表に先立ち、現在の登録会員数やユーザー年齢層について説明したDeNA・南場社長だが、これによると、2008年4月時点での登録会員数は1000万人以上、1日あたりのページ閲覧数は、なんと多いときで6億ページビューにものぼるとのこと。「Yahoo!Japan」のページビューが1日あたり約10億と言われているから、これがいかにとんでもない数字か分かるだろう。また年齢別で見ると、男女ともに16〜17才の利用率がもっとも高く、この年齢に限れば男性では全人口の60%、女性でも45%以上が「モバゲー」を利用しているとのことだった。単純に考えて、日本の高校生のおよそ半分は「モバゲー」ユーザーであるということになる。
このときの発表内容は“「モバゲー」にスクエニ、ハドソンなどゲームメーカー6社が新たに参入し、アイテム課金制の本格ゲームを投入”というものだったが(詳しくこちらを参照)、この普及率を見れば、大手ゲームメーカーがこぞって「面倒くさいから、勝ち馬に乗ろう」(スクエニ・和田社長)と考えるのもうなずける。「モバゲー」が、ニンテンドーDS、PSPに次ぐ第3の携帯ゲームプラットフォームと呼ばれるようになる日も、そう遠くないのかもしれない。
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