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この動画で、「逆再生しても“全く同じ”に聞こえる言葉」として、「オオエンマハンミョウ」が挙げられていた。
この動画の中ではこれは「IPA回文」になってるのでは、という話が出ていたが、IPA回文であれば逆再生して同じように聞こえるとも限らないため、ここでは逆再生回文と呼ぶことにする。
面白いので、試しにいくつか作ってみた。
作例
いい塩、おいしい
- ▶順再生
- ◀逆再生
王様、犬に甘そう
- ▶順再生
- ◀逆再生
ウニ売るウニ、犬売る犬。
- ▶順再生
- ◀逆再生
別バージョンとして、「ウニ売る犬、犬売るウニ。犬売るウニ、ウニ売る犬。」も可。
家は、アウェイ
- ▶順再生
- ◀逆再生
兄嫁、エモいな
- ▶順再生
- ◀逆再生
作り方
言葉の逆再生をしてみるとわかるのだが、破裂音的な性質を持つ音の逆再生は、発音に違和感がある。これはシンバルの逆再生がリバースシンバルの音でしかなく、シンバルの音の印象と異なるというのとパラレルであると思う。つまり、破裂音の逆再生は破裂音の逆再生であって破裂音ではない。
逆に、母音や、摩擦音・鼻音などは、逆再生耐性が高いと思われる。
という訳で、破裂音や破擦音を含まない語について、逆再生を調べてみることで、逆再生回文の候補が見つけられると思う。
その他気づいた点
- 無声破裂音と比べて、有声破裂音の逆再生の方が違和感が少ない。これはVOT (Voice Onset Time)が小さいことによるのかもしれない。
- 「さしすせそ」の「し」や「はひふへほ」の「ひ」など、同じ行でも母音環境によって子音が異なるものについては注意を要する。
- 「アイ」の逆再生が「イヤ」、反対に「イヤ」の逆再生が「アイ」と聞こえる。同様に「アオ」と「オワ」が逆再生になる。これに関しては、そもそも「イア」「オア」を「イヤ」「オワ」と区別して発音することができない可能性がある。