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立石再開発裁判、高裁へ

 

 

 

2026年1月20日立石駅北口第一種市街地再開発事業(区役所移転)についての住民訴訟控訴審が始まりました…が!次回2月19日(木)13:55東京高裁、これがもう結審です。
しかも初回は裁判官入廷、書面の確認だけして即終了。原告弁護士が「法律論として…」と発言を求めたのですが、それも却下されてしまいました。

詰めかけた(今回も葛飾からバスチャーター)傍聴者はあ然。
一審判決のときも「却下」とだけ言われて終わり、あとで「こういう時は抗議していいのか」と、弁護士さんに聞いていた住民の方がいましたが、答えは「静粛にしないといけないので、追い出されるかもしれないが、どうせ裁判は終わりなので追い出されてもかまわない。弁護士としては抗議してくれた方が嬉しい」という、なかなか過激なものでした。

と、いうわけで、2.19高裁判決に結集し、今度こそ、みんなで「判決不当~!」と叫びましょう(不当じゃない判決が出るのがベスト)。

 

一審の判決文ほか資料はこちら↓

庁舎問題に関する資料 - katsushika9min ページ!

 

そんな熱血弁護士団による事後説明会が、今回も参議院議員会館にて行われました。以下、メモをもとに、理解できた範囲で大意をまとめています。

 

舩尾弁護士:高裁とは地裁の判決正しいかを判断するもので、長く裁判をやるものではない。新たな証拠が出たらやり直すこともあるが。

一審では、今後住民訴訟するのに画期的判断もあった。「再開発準備組合の総会決議が監査請求対象になる」ということ。総会決議の時点で監査請求出して、区に立ち止まらせ、検証させられると、再開発はやりにくくなる。
しかし、総会決議から1年以内に監査請求しないと無効、という地裁判断は実態からかけ離れている。総会で権利変換決議のあと縦覧手続き、その後に東京都に提出して、権利変換決定で確定する。少なくともその決定からでないと、住民が十分に知ることはできない。総会決議から、という解釈がおかしい。
議決権の行使で、区が財産処分したかどうかというのは、情報開示請求でようやくわかる。一般区民がわかるのは決定のあとで。縦覧手続きしたからいいじゃないか、といっても、途中のものを見てもわからない。「知ることができる相当の期間内に監査請求」であるのだから、権利変換が確定したところから1年と判断すべき。

控訴理由は法律的なもので、事実関係は一審でやった。権利床が高いことも主張した。

区側の反論書面は、議決権については争ってこない。早く判断させたい。事実行為は1年過ぎてるからダメ、釈明義務違反もない、とにかく裁判官は審議しないでくれ、中身を判断しないでくれ、というもの。

次回の判決を得て、これからの葛飾のまちづくりに活かせればよい。

※監査請求と住民訴訟について。総務省HPより↓

https://www.soumu.go.jp/main_content/000827073.pdf

 

加藤弁護士:NHK映像の世紀」で、長崎の「焼き場に立つ少年」の写真を取り上げていた。戦争は究極的な街壊し。まちづくりの反対。まだ使える建物を壊してしまう。高市首相が衆議院解散するということで、そこまで考えないと。世の中がキナ臭くなっている。平和勢力が伸びていかないとまちづくりどころではなくなる
この問題は、ゼネコン自治体が手を組んで儲ける再開発である。葛飾の住民が主人公のまちづくりじゃないとおかしい
東京中で起きている再開発の流れを止めたい。これは葛飾では再開発を許さないという闘い。

 

岩本弁護士:一審資料見直し。岩見良太郎先生の意見書(↓リンクから)に、総論として大事なことが書いてある。立石が育んできたせんべろの街を壊す、費用対効果、公平性、住民参加の点でどうか。こういう裁判は難しいが、獲得できたものはある。

庁舎問題に関する資料 - katsushika9min ページ!

 

柏木弁護士:一審とちがって狭い法廷だが、今日も大勢集まっていただいた。判決では中身に触れなかったが、「総会決議は住民訴訟の対象」というのは、当然のことだが、いい判断がなされた。「1年以内」について控訴理由書では、その後に縦覧、意見が出されて、権利変換処分が決まる。権利変換決定からの期間制限にしないと。(総会決議からだと)訴えようと思ったときには期間制限がなくなってしまう。現在の地方自治法は、住民のためでなく、国や行政が有利にできている。(勝訴できるかの)判断は厳しい。しかし今回の判断は今後にもつながる。区庁舎の権利変換はおかしい、と伝えていきたい。

 

ふたたび舩尾弁護士がマイクを取り、「呑んべえの聖地」についての思いの丈を語りまくります。
「この裁判で、葛飾に限らず、再開発そのもののおかしさを示す、その一助になるものを出せたら。岩見教授の言っていることは当然だが、これまでこうした意見は出ていなかった。

東京の街はどこもビルばっかりになっている。西日暮里なんてビルは合わない、赤ちょうちんの街だったのに。大山ハッピーロードは北口の遊座大山商店街と合わせて1kmあり、一日30000人もの来街者のある都内で一番にぎわっている商店街なのに、そのど真ん中にタワマンが2本建っている。あそこには600円で一人しゃぶしゃぶで飲める店があったのに、このあいだなくなっていて、2000円のカレー屋になっていた。大山は人通りが止まって、雰囲気が変わった。

板橋駅も去年9月権利変換で再開発ビルが建とうとしている。上板橋は川越街道から道路を伸ばしてタクシープールを作っているが、上板橋なんてタクシーで来るところではない。

高島平団地では、小学校の跡地にURがタワマンを作る、これまで住んでいた人は建て替えといわれても、賃料高すぎて住み続けられない」

大山ハッピーロード

↓ 昨年参加したレイバーフェスタで取り上げられたのが、ちょうどここで言及されている大山、高島平です。ダイジェスト動画が公開されています。

www.labornetjp2.org

 

十条駅


舩尾弁護士の飲み屋を潰す再開発への怒りトークはまだまだ続きます。
「私が住んでる北区で、十条駅前にタワマンができたが、誰も住んでない。あんなとこに1億円出して住まない。
再開発で地主さんは権利変換で底地の代わりに床をもらうが、お金を儲けるためにデベロッパーがやりたがる。しかしタワマンも頭打ち。立石で1億円のマンションを誰が買うのか?赤字になる。作るのにいくらかかった、として、原価から価格をつけるが、売れないとダンピングする。その赤字を埋めるために、区役所を入れてみなさんの税金でやろう、としている。区はお金を出すが、みなさんの意見は反映しない。再開発はまちづくりではなく街壊し
あらゆる手段で区に思い起こさせなくてはいけない。立石北口が潰されて、私は飲むところがなくなってさみしくてしょうがない。南口の仲見世はなんとしても残して、飲みにいくとこを守らないといけない

立石仲見世



葛飾区・青木区長はいくつもの訴訟を抱えている。NPOバルサアカデミーに水元公園のトレーラーハウスを、賃料2500円/月で優先的に使わせている問題では、裁判官饒舌で、葛飾の森友事件として追及していた。これは副区長案件で、区長のアキレス腱だ。
みなさんのために税金使わせる政治を実現したい。
高裁のあと、どうするか。最高裁では、ほとんど弁論が開かれることはない。が、原告一人でも構わないから最高裁まで行く価値はあると思う」

 

最後に、原告団からの発言。

区民の声を運動化する。地方自治体のお金の使い方おかしい、これを追及することを諦めてはならない。再開発組合と青天井の協定を結び、どんなにお金かかっても足りない分を区が出す、金額明記しないで請求すれば払う。協定はあきらかに契約行為なのだから、訴訟できないだろうか。葛飾区は、区民に内緒で進めて後で教える。再開発を借金してまで進めると言っている」

 

以前「都市計画塾」で作った立石のレポート。

 

昨年12月に「再開発of the DEAD」のロケで訪れた時点の立石北口。まるでパレスチナ分離壁のような長い長いフェンスの内側では解体工事が完了し、いよいよ高層ビルが建てられようとしています。フェンスには葛飾区が誇る「キャプテン翼」。漫画の中の葛飾には高層ビルはないと思うが…

 

立ち退き移転(3回目!)した餃子の蘭州が、南口の奥戸街道沿いに新オープン。前以上に、ものすごくメニューが絞られていて、焼きニラ玉餃子、水餃子、羊ラーメン、羊とセロリの炒め、羊背骨、というラインナップに。

移転できたお店はこうして元気にやっていますが、立ち退きしたあと、まだどこにも開店していないお店もたくさんあります…

 




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