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外環道がやって来た!ヤァヤァヤァ!


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2025年12月25日とうとう、外環道シールドマシンが杉並区に入ってきてしまいました。

進捗状況|外環のイマ|東京外環プロジェクト

ところが!後発のグリルドくんがまたもやトラブル。
「1月20日シールドマシンのカッター部を回転させる大ギア付近から異音が生じたため、1 月21 日に点検を実施したところ、大ギアの一部に変状が確認されました」

https://tokyo-gaikan-project.com/files/news/news_648_0.pdf


もう、一生止まっていてほしい。


その翌日、2026年1月21日は西荻地域区民センターでオープンハウスと「意見交換会。そんなトラブルがあることをおくびにも出さず、しれっと開かれました。
オープンハウスは上の集会室で、意見交換は大人数が予想される、としてホール!でもガラガラ、30人くらいかなぁ、夏は100人来たのに。オープンハウスにもそこそこ人がいましたが、別々にやってるからわかりにくいのでは。
ともあれ、意見交換を徹底的に拒む善福寺川上流調節池(東京都)や優先整備路線(対話の区政:杉並区)よりはマシです。いつも詳しい情報を出してくださる[外環道検討委員会・杉並]の方たちが陳情を出したり、国交省に交渉したりしてくれるおかげですが。
意見交換会は19:00-20:00で告知されていましたが、なんと冒頭に「最大21:00まで延長可能です」と向こうから言ってきた!結局施設の閉館ぎりぎりの21:30までやりました。


が。

その内容はぐだぐだで目も当てられない。何回「答弁が穴だらけですね!陥没だけに!」とヤジろうかと…。ギャグを言ってる場合ではない、と必死に堪えたのです。

いや、でもそのくらいボロボロ。初めて参加する、という方からは「質問の想定もしてないんですか、こんな組織がこんな大規模な事業をしていて大丈夫なんですか」とまで言われてしまいました。

そんな登壇者は、NEXCO東日本工事事務所、国交省調査課、計画課長、NEXCO東日本本線南行工事長、NEXCO中日本本線北行工事長(以下「当局」)。紫文が当局の発言です。
15分ほどのパワポ説明のあと(文末に要旨。↓の資料pdf.を見る際の参考にどうぞ)、検討委員会の人が「資料について指摘する」と口を切りました。青文字が住民の発言です。

https://tokyo-gaikan-project.com/news/pdf/shiryou_30.pdf


p.9の現在の状況・全体図に、調布で「止まっている」という記述がない、調布陥没以外の事故や、騒音振動の訴えが書かれていない、ということを指摘。
当たり前ですが、20日の「事象」もありません。みんな「いつうちに来るのか」心配しているのだから、知らせるべき情報なのに…。

しかし検討委員会の方たちは詳しすぎて、そこでの攻防に突入してしまうところがあるので、申し訳ないが、ここはちょっと私がひっかき回してやりましょう、と。当局と交渉していない、住民でもない謎のチンピラ(私)がツッコんで、当局をビビらす作戦(毎回やってるから面は割れているかなぁ。しかし撮影はしてなかった、はず)。

「今話してる方は詳しいかもしれないけど、調布の陥没事故以外で、これまで何があったか、資料に載せないので私たちみんなは知らない。今後は資料に載せるべきだけど、とりあえずこれまでの事故、あなた方の言い方だと事象?を、今、口頭で全部言って


ざまぁ。めちゃくちゃ慌ててやんの。

最初の発言の人からも「東名側から順番に言って」と援護射撃。

で、ゴニョゴニョ相談して調べながら答えてたけど、ほんとに全然まとめてないのか、これまでの事故を?えーと、何があったかなぁ状態で、「こいつら全然考えてないじゃん」を可視化することに成功。逆に壇上は動画撮影して公開してほしいレベル(他にも失言多数)。これで会場のみなさんの不信感はマックスに。

で、モソモソ出してきたのが以下、のみ。


大泉発進南行がコンクリート壁にぶつかって停止、令和4年

2019年に白子川で気泡(別の人が回答、元号と西暦になってるのも、ちゃんと一覧がない証拠)

野川で気泡、東名ジャンクション付近


ぜんぜんダメなので、検討委員会の方から補足される始末。

・平成30年、大泉からの発進のとき、反動力が得られず、立て坑からシールドマシンが掘進開始できなかった(稼働しようとしてコケる、柏崎刈羽原発みたい)。

・東名ランプシールドでテイルが損傷

・練馬関町でコンベアー損傷、部品交換(今回の1月20日のではない)

・野川気泡も一カ所ではない。谷戸橋と大正橋。そもそもただの気泡ではなく即死レベルの酸素濃度の気泡である。


私も調子に乗って(質問してすぐマイクを取り上げるな、と前回言ったが、また取り上げられそうになったのでキープ。これが功を奏して、他の住民の人もマイクキープで更問いしていた)

「狛江でサイクリング道路に穴が開いて、勝手に埋めてましたよね」

と言ったら、認めていた。あれ?これは外環道工事とは関係ない謎の穴で、それなのにNEXCOが狛江市に断らず勝手に埋めてあげただけ、という設定は?

 

あと、意見交換会の冒頭では「令和2(2020)年10月の調布市東つつじが丘での陥没事故でご心配をかけて心よりお詫びします」と発言。それについても冒頭の発言者の方から

「それだけではなくて練馬区での振動・騒音・低周波の被害について謝罪して説明すべき」

という意見。すると

「陥没空洞は全線ストップ、反省すべき事故なので説明した。騒音振動は練馬区でのことなので、ここでは説明しなかった。杉並区ではまだ工事が始まっていないので」

いったいなにをいっているんだ。だいたいこの言い方、「全線ストップしたこと」という自分たちの事業のことだけが反省すべき、となっているじゃないか。

「騒音振動は練馬だけではない。2018年の東名ジャンクションから、2020年調布の陥没地域に近づくにつれてどんどん多くなった。2020年8月にはクレームが100件超」

と、発言者の方が言う。そうなんだ ! 怖いな、怪獣映画みたい。だいたい東名発進の二台のニックネームは「がるるん」と「みどりんぐ」だし(大泉発進は「カラッキィー(カラッキーではない)」と「グリルド」)。

「これから工事が始まる杉並の人が、騒音や振動を心配しているから説明会をしているのだろう。これまで起きた事例以外に参考になるものはないではないか。それに、調布のことだって、地盤改良工事をしている、とだけ資料に載せているが、陥没した結果、20戸以上を立ち退きさせて街ごと潰してしまった現状についてなぜ言わないのか」

と、私。これには「発言に不適切なところがあった」と回答していましたが、万事この調子でツッコミどころ満載のボロボロ発言連発。

 

以下は善福寺川上流調節池問題の方たちが調布の陥没現場を視察したニュースレター(2025年11月)。

 

私が撮影した立ち退きが始まった時期の街の様子はこちら。2023年9月撮影。また今度見にいきますね。

あと、立ち退きを要求されている住民に対して、現場の巡回員が監視・盗聴・誹謗中傷をしていたことは何度でも蒸し返しておきたい。もちろんそのことは資料には載っていません。

 


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検討委員会の方から質問。

「記録に残して報告をまとめず、聞きっぱなしなのか。シールドマシンが通過する1週間我慢してください、でごまかしてきている。住民被害を記録、把握、公表しない。工事を止めて青梅街道インターでの騒音振動の原因調査をしてない。事業再評価委員会(昨年実施されて「原案通りの事業継続」になった)にも出してない。振動・騒音・低周波についてどれだけ把握しているのか」

これに対して

「振動騒音を感じる、掘進している時間、していない時間も感じる、という訴えがあった。低周波は通常感知しにくいヘルツ帯、膝や頭が痛むという問い合わせ。低周波とは本人も言っていない。もしかしたら低周波も発生しているので、という話。掘進している時間帯は工事の影響ではないか、と判断したが、停止中は原因わからない。一時避難先を提供した」

と、回答がありましたが、ここであまり詳しくないが自宅の真下をトンネルが通る、という住民の方から発言。

「こんなに被害が出ているのを知らなかった。どんな被害が出ているのか。停止してる時も騒音・振動が出るとは、トンネル内で送風機、コンプレッサーなどが稼働してるのか。杉並区でも避難先を用意するのか。資料には空洞調査を24時間実施とあるが、何日やるのか。善福寺に入るとすぐ、桃井第四小の通学路を通るが、安全対策はどうなのか」

回答「振動・騒音被害は関町のスーパーいなげや付近を過ぎてしばらく、マシン直上から「揺れる」「頭痛」「手術跡の膝痛む」「夜間はモーター音が枕の下から聞こえる」という訴えがあった。
停止中も24時間電気系統は動く。坑口は大泉のみなので、送風機が稼働している。シールドマシン後方1,2kmで道路構築(トンネル内の道路の路面を作る)工事は日中に行う。資材搬入は夜間。
一時避難は事業者が対応、費用負担する。特に振動に悩まれていたら必要を確認し、日常生活維持できるところ、駅周辺ホテルなどに、移動費も支払う。
空洞調査は資料p.55にあるが、車は1,2日、歩道部分(人が台車で探査)は1週間程度行う。空洞があるとわかれば交通規制してボーリングをする、これが半日くらいかかり、その補修(管理者)が1日。通過後も調べる

シールドマシンが通っているときの巡回しての目視監視は、通過する前から24時間係員が歩いて確認。1時間1回くらい同じところを通る。上石神井付近に基地がある」

 

ここで私があれっ ? と思ったのが「資材搬入」?それってすでに完成した道路を使って車で行うわけですよね。その車が通って振動するなら…開通・供用して車が通ったら、一日中ひっきりなしに振動・騒音が発生するのでは。工事の話ばっかりしているから、あまり考えてなかったけど、うかつだった。

大泉で見た工事の仕組みはこちら。


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次に、工事中に行われる「空洞調査」p.55について。

Q:陥没空洞調査は深さ何メートルか
A:地表から1.5m。
Q:トンネルは深さ50-55m。その間の50m以上のところに空洞はないのか、それを調べないのか。どうやって可視化するのか。
A:差し迫った空洞は調査できるが、深いところは正確に捉えることができない。空洞=そこにあった物体がなくなる、ということなので、シールドマシンによる物体(土)の取り込みの管理を厳格にする。

Q:クラックなど地盤の中の変化もある。クラックがあれば気泡も上がる。いろんな物理探査手法を駆使してない。夏の説明会でも専門家に言われていたのに真摯に受け止めたか。ガイドラインに沿ってやっている、というが、ガイドラインに従ってもリニアは失敗している。どんな技術と調査ができるのか。

 

次に、あまり詳しくないという方からの質問。

Q:杉並では善福寺川の下を掘るが、坂のところの工事は難しいと聞いた。水道工事でもうまく行ってなくて水道管を開けていたことがある。
陥没が起きたら補償は誰がするのか。都市直下型地震が数年以内に必ず起こる、と国は意識してるのに、外環道のリスクには触れていない。
これだけ住民が反対しているのに、事業を実施するのだから、何かあったら施行者が責任とるのか。
家屋調査は平衡調査をするのか。1mm傾いたら健康に影響というが、訴えがあったら再調査するか。

A:資料p.27トンネルの土かぶり、川のところは薄くはなっても45mくらいあるので影響は想定していない。石神井川では問題なかった。
トンネルは地震に強い、深くなればなるほど地面と一緒に揺れる。設計段階でも構造上丈夫に作ってある。
家屋調査は四隅の高さ、柱の傾斜が項目に入っている。

ここで私のヤジ「でも調布の陥没は入間川の真上ですよね ! 」

 

Q:家屋調査対象になるが、うちは地下室とドライエリアに雨水吸う穴があり、気泡について心配している。酸素濃度のアラームが鳴るような機械を貸してもらえるのか。また、町内に井戸がたくさんある。拠点ごとに濃度を測る機械を設置してほしい。

A:工事前、中、後、酸素濃度計測する。地下室というのはこれまでなかったので、機器の貸し出しはこれから考える。井戸も計測する。

 

Q:データが足りない。今まで起こったことを並べたものを時系列で並べたものをください。空洞調査も1.5mしかしていないのがわかった。もっと高度な調査をして、予算もそちらに振り向ける。以上確約してほしい。

A:有識者に諮って再発防止対策をしている。追加計測は考えていない。

 

Q:青梅街道インター付近の住民被害を甘く見ている。住民の方からいただいたメモを読みます(もっと詳細だったが、メモの取れた範囲で)。
「8:45テレビが点いていても体に感じる。ズドンズドン聞こえている。17:36テーブルのペットボトルの水揺れてる、微振動で物が揺れる。夜は掘削しないでと頼んだ。20:48かなりの振動、ズドンズドン、ドンドン、窓に響いている、部屋が揺れた」
マシンが動いてるときと音がするのが一致している。資料では7.17の記録しか出していないが、実際は8-11月に被害出ている。
対策としては、滑剤を入れる、ジャッキを調整することをしたが、その後も振動マックス。本宿(武蔵野市)の説明会では対策は効果なかったと認めていた。まず原因を調べ、違うことを考えないと。空洞調査とともにトンネル施工等検討委員会に提案すべき。

 

ちょっと前後してしまいましたが、冒頭の当局の説明の最後に「リニア工事の品川区での道路隆起」についての補足がありました。と、いってもJRのHPの(誰でも見られる)資料を見ただけ、だそうで、実地調査もヒアリングもしていない。

その資料はこちら。

https://jr-central.co.jp/news/release/_pdf/000044823.pdf

 

Q:資料p.30-31の縦断図を見ると、ボーリング地点は美樹園公園、さくら公園で1kmくらい離れている。この間は深いところのデータがない。ボーリングは2~300m間隔と施工書ではなっている。リニアの対策の「空気を抜きながら掘進する」というのは外環道ではやっているのか。善福寺は調布と同じ粘土層だから、地中に空気の通り道があるところでは、気泡は圧力を持ったまま上がってくるのでは。

A:基本的には200m間隔だが、住宅がありできない時は物理探査、地上部で調査する。間隔が開いている部分でも地層は確認している。

Q:空洞調査はなぜできないのか。地盤の緩みを調布で調査しているのだから、技術的にできないわけではない。

A:陥没原因は土の取り込みすぎなので、取り込んだ土の地質も調査した。

同様の空気を抜くオペレーションはしない。添加剤、加水の調整で空気の分離を起こさないようにしている。
杉並区は粘土以外にも礫層があり、(地中の空気が)まっすぐ伝わりにくい。

 

Q:前提不確定要素があるのを知っていながら、やれる範囲のこと、面倒くさいことをしない。技術が陳腐化している。掘進開始してからも、日本中でシールドマシン事故が起きている。ガイドラインに付け加えろと書いてないから、付け加えない。地上にいる人のことを考えていない。新しい技術を入れているのか。
国交省の有識者委員会(トンネル等検討委員会)と異なる意見の人、専門家と議論しない。国交省は「そういう人がいるとは聞いていない」と言う。
いろんなリスクを検討というなら、リスクアナリシスを全部出せ。地震もそう。以前の説明会で地震が複数回起きたらどうか、には回答拒否

 

と、このあたりで時間切れ。ご意見については今後検討して、と締めようとするので、練馬の健康被害の原因調査ができていない、住民の質問に答えていない、掘進を一度停めてから調査して回答するべきだ、という声が一斉に起こりました。

結局説明会を時間切れにしたら逃げられるわけで、ちゃんと回答してもしなくても、その間に工事を進めてしまえば勝ち、というのをなんとかしないといけない。また説明会します、ってその前にシールドマシン来ちゃうじゃん。

ほんとうは私だって、もっと聞きたいことはあり、そもそも外環道は完成するのか、ということ。東名発進と大泉発進はそれぞれ井の頭通りまで、と計画されていて、しかし調布で東名発進が止まっている限り、両方向のトンネルが合体することはない。出口である中央高速JCT(三鷹市)は東名発進の区間になる。青梅街道ICも用地取得が5割で、事業の見通しが立っていない(地下部分の設計変更とはなにか、ということも聞きたかった)。合体地点を変更することはありうるのか、その場合都市計画決定をやり直すことになるのではないか。そういうことが知りたかったのです。

だって、それができなければ、「ただの直径12.5mの空洞」を何十kmにも渡って、多くの都民の生活や川などの自然環境の真下に掘っていることになる。まさにシジフォス的な、あるいは収容所での穴掘りのよう(それは掘らせて埋め戻させるのだから、まだマシか)な意味のない危険を作っていることになります(ただし、供用されたらもっと危険か)。

できもしないトンネルのため、時間稼ぎの説明会でちゃんと説明しなくてもいい答弁逃れをするというのは、ほんとクソどうでもいいブルシット・ジョブ

それが、この人たちです↓。

 

参考までに、冒頭のパワポ説明で取り上げた資料ページは以下。

p.9 現在の状況:昨年末に杉並区到達
p17 工事の概要:オレンジ(北行)が12月25日に区界到達、緑(南行)は、これから青梅街道さしかかる
p.24 事故を踏まえた対応
p.33 土が締め固まらない:カッタートルク、チャンバー内圧力の変動モニター(新規項目)、練馬区では問題なかった
p.40 土の量を管理値内に納める
p.47,48 モニタリング強化
p.50 地域の安全安心 : 振動騒音の申告があり、一部は工事に起因と考える。対策として滑剤を入れる、速度を落とす(←資料を見るとわかりますが、対策は載せているけど、騒音・振動があった、とはまったく書いていません)
p.51 地表面変位

p.35,36 北行掘進速度低減、4月中頃から、支障物(鉄骨杭など)切除のためのカッタービットに土砂固着
p.58 スクリューコンベアー部材補修、更新
p.60 今後の進捗 昨年実績120m/月。善福寺川まで4,5カ月、神明通りまで11,12月、次年度冬ごろ通過予定。

 




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