
日本では今後、高齢者がますます増加していきますが、一つの問題として「高齢者の孤独」ということがあります。我が家の親は二世帯住宅の1階で暮らしているので、他の単身高齢者と比較しても孤独ということはないですが、もし離れてくらしていたら何かと心配事が増えたことでしょう。
これまでは二世帯住宅や親世帯と子世帯の近居などで、高齢の親世帯の孤独に対応してきた方が多いですが、そんな中、こども家庭庁の三原大臣が高齢者の孤独対策に新プロジェクトチームを検討する考えを表明しました。
このアパートでは高齢者に声かけを行ったり、お茶会に参加したりすることを条件に若者の家賃を半額にしていて、現在は大学生2人と1人暮らしの高齢者5人が入居しています。三原大臣は入居者と意見を交わし、4年前から入居している高齢の女性は「若い人と一緒に料理を作ったりカラオケに行ったりといい交流ができています」と話していました。
このニュースの内容を要約すると「高齢者と同じアパートに暮らす若者の家賃を補助する代わりに高齢者との交流をしてください」ということですね。
確かに我が家の親世帯の状況を見ていると子世帯の子供(孫)が近くにいることで、高齢の親世帯も元気になっていますし、孫と話しをするために色々なことを考えるので、頭の回転も良いですね。
この記事では今後、問題になっていくであろう高齢者問題について、二世帯住宅で暮らしている視点を交えながら解説させていただきますので、ぜひ、最後まで読んでみてください。

👨🔧 この記事を書いた人
2012年にローコストハウスメーカーで完全分離型の二世帯住宅を新築。
生活歴12年のリアルな経験をもとに、家づくりのヒントや失敗談を発信しています。
「いかにして手の届く価格で新築住宅を検討するか」「ローコストで理想的な二世帯住宅とは」をテーマに日々研究。
価格・間取り・断熱・防音まで、実体験を交えながら徹底解説。
👨👩👧👦 一男一女の父(47歳)
🏠 二世帯住宅×ローコスト住宅の専門ブロガー
若者と高齢者が交流するアパート
こども家庭庁の三原大臣が見学したアパートは、1人暮らしの高齢者が5人と大学生が2人住んでいて、このアパートでは高齢者への声掛けやお茶会などに参加することを条件に大学生の家賃を半額にしています。
これは率直に素晴らしいアイデアだと感じました。
- 高齢者⇒孤独や不安があり近所の人と交流することにより安心感や満足感を得る
- 大学生⇒できるだけ家賃を抑えたい。高齢者から貴重な経験談を聞ける
お互いに相乗効果のあるシステムですね。その上、このアパートの大家さんとしても、皆で安否を確認し合うので安心して部屋を貸すことができますよね。
社交的で行動力のある高齢者であれば、福祉会館などに出かけて友達を作れますが、皆が皆できるわけではないですからね。ご近所で交流できる環境があることは心強いですね。
単身の高齢者は今後増え続ける

3 家族と世帯|令和4年版高齢社会白書(全体版) - 内閣府
上のグラフは単身高齢者の推移を表しています。2040年までの予測もありますが、ずっと右肩上がりに単身の高齢者は増加していきますね。
昔であれば多世帯で暮らすことが多かったので、単身の高齢者も少なかったですが、核家族化の影響がここでもでていると感じます。
高齢者の対策は二世帯住宅や近居で対応してきた
私の暮らす町は、割と高齢者が多いですが、単身高齢者の子供が二世帯住宅を建てて一緒に暮らしたり、親世帯の自宅の近くに子世帯が住まいを構えて暮らして対応しているケースが多いですね。
ざっくりですが、高齢者が暮らしている世帯の半分くらいは子世帯と二世帯住宅で暮らしているか、近くで暮らしています。
もちろん残りの半分は高齢者だけで暮らしている世帯で、傍から見ていても不安はありますよね。個人的な感覚ではありますが、子供と暮らしている高齢者は元気で明るい感じがします。
【二世帯住宅だけじゃない!】親世帯と子世帯の二世帯が近くで暮らす方法4選 - 大器晩成を信じて
子世帯の負担軽減になる
とは言っても全員が全員、高齢の親世帯と一緒に暮らしたり、近くで暮らしたりできるわけではありません。親子の仲が悪かったり仕事の都合で近くで暮らすことができなかったり。あとは金銭的に余裕がないことも考えられます。
そんな時、こども家庭庁が検討を開始する若者と単身高齢者の暮らすアパートというのは、子世帯の負担軽減につながる可能性がありますね。
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高齢者の孤独問題は見て見ぬふりはできない
私は二世帯住宅で高齢の親と暮らしていますが、その中で感じることは、高齢者はたくさんの孤独と不安を抱えているということですね。
- 面白いことがあっても話をする相手がいない
- 一人で出掛けても面白くない
- 不安なことがあるけど相談する相手がいない
などなど、これら以外にもあると実感しています。我が家の場合だと2階で私が暮らしているので、時々、買い物に付き合ったり、話は相手になったり、様子を見に行ったりしていますが、仮に離れて暮らしていたら親世帯の孤独感や不安感は計り知れません。
本来であれば、子供が見て見ぬフリをせず現実的に親世帯のサポートをすべきと考えていますが、自分の生活だけでいっぱいいっぱいで余裕がないケースも少なくないですよね。
将来的にこども家庭庁の「高齢者の孤独対策を検討するプロジェクトチーム」の役割は大きいと感じていますので、ぜひ、頑張ってほしいですね。
以上、最後までお読みいただき、ありがとうございました。