
この記事を読んで分かること☝
- タマホームの二世帯住宅 防音性
- 二世帯住宅における生活音対策の必要性
- 二世帯住宅で問題になりやすい音
- 二世帯住宅の間取りの重要性
これまでも書いていますが、二世帯住宅の検討において、生活音対策(2階床)は最重要事項です。極端な話、生活音対策は価格よりも大切です。
なぜなら、二世帯住宅の生活音問題は、プライバシー問題とならび、二世帯住宅での生活を破綻させる可能性があるからです。
下記は、1月29日のYahoo!ニュースで取り上げられたESSE online記事の抜粋で、二世帯住宅の音問題とその対策について記されています。
生活音対策1:階段ホールに面した部屋にはすべてドアをつける。
生活音対策2:水回りの①はほぼ上下で一緒に
生活音対策3:子世帯のLDKの下に寝室をつくらない
生活音対策4:1日の大半を過ごすリビングダイニングの位置をずらす
二世帯住宅で10年間騒音問題なし。間取りの工夫4つ&少し気になること(ESSE-online) - Yahoo!ニュース
この記事には、対策が4つ紹介されていますが、家族構成によって、対策方法は異なります。例えば、子世帯に子供がいるなら子供部屋の位置であったり、2階から1階へ音が響かないように和室をうまく設置したり、対策はたくさんあります。
私は、実際に10年間、二世帯住宅で暮らしていますが、「どれだけローコストで二世帯住宅を建てることができても、その生活を維持できなければ、意味はがない」と実感しています。
結論から言うと、二世帯住宅の防音は「後から」では限界があります。
- 軽い音(会話・テレビ音)は比較的気になりにくい
- 重い音(足音・物を落とす音・子どもの走る音)は想像以上に響く
- 防音材だけでなく、間取り・床材・ドアの選び方まで含めて考えることが重要
この記事では、二世帯住宅において、音対策がいかに重要か説明していますので、これから二世帯住宅を検討される方は、ぜひ、最後まで読んでみてください。

👨🔧 この記事を書いた人
2012年にローコストハウスメーカーで完全分離型の二世帯住宅を新築。
生活歴12年のリアルな経験をもとに、家づくりのヒントや失敗談を発信しています。
「いかにして手の届く価格で新築住宅を検討するか」「ローコストで理想的な二世帯住宅とは」をテーマに日々研究。
価格・間取り・断熱・防音まで、実体験を交えながら徹底解説。
👨👩👧👦 一男一女の父(47歳)
🏠 二世帯住宅×ローコスト住宅の専門ブロガー
- 二世帯住宅における「音」の問題
- 実際に住んで分かった「気になりやすい音」の特徴
- タマホームの完全分離型 二世帯住宅の1階と2階の音の状況
- 建築前にタマホームのモデルルームで音の確認をした時は問題なかった
- 防音材を多くするだけでは、音対策は不十分
- 防音で後悔しやすいポイント
- 二世帯住宅 音対策の基本は、間取りの検討
- ドアの種類にも注意が必要
- 建築後に音対策をするなら絨毯風の厚手のマットがオススメ
二世帯住宅における「音」の問題
下記は、DAIKENさんのホームページから引用したコストをかけてでも改善したい「音」のグラフです。
木造住宅にとって、音の問題は様々な場所で発生していることがわかります。二世帯住宅であれば、尚更のことと思います。
この中のうち、二世帯住宅の音問題で気になるのは、4番目の「子供が遊んだり走り回る音」と「いびき」です。
意外かもしれませんが、木造住宅で「いびき」の音は結構響きます。
実際に住んで分かった「気になりやすい音」の特徴
二世帯住宅の音問題で厄介なのは、単純に「大きい音」が問題なのではなく、生活のタイミングによってストレスの感じ方が大きく変わることです。
たとえば昼間であれば、テレビ・会話・外の生活音もあるため多少の物音は気になりにくいです。
しかし夜になると、家全体が静かになるため、
- 子どもが走る音
- 椅子を引く音
- 物を落とした音
- ドアの開閉音
- 階段の足音
などが、必要以上に大きく感じやすくなります。
しかも二世帯住宅では、親世帯と子世帯で生活リズムがずれることも多く、片方にとっては普通の生活音でも、もう片方にはストレスになることがあります。
タマホームの完全分離型 二世帯住宅の1階と2階の音の状況

まずタマホームの2階床の構造ですが、24mmの構造用合板の上に暑さ12.5mmの硬質石膏ボードを敷きつめて防音対策をしています。この仕様は住友林業やアイダ設計など他のハウスメーカーも同じです。一般的な仕様ですね。
それでは実際に我が家(完全分離型 二世帯住宅)で暮らして実感したことを書かせていただきますが、1階(親世帯)の音は、基本的に2階(子世帯)には、ほとんど聞こえません。
逆に、2階(子世帯)の音は、1階(親世帯)に相当響きます。
この響くという表現がポイントですね。
会話やテレビの音など軽い音は、2階(子世帯)から1階(親世帯)に聞こえることはありませんが、子供たちが暴れる音やフローリングに物を落とした音、あと歩き方がドンドンしているような重低音は、1階(親世帯)に相当響きます。
完全分離型 二世帯住宅の音

2階⇒1階へ聞こえない、もしくは聞こえにくい音(軽い音)
- 話し声
- テレビの音
- 洗濯機の音
2階⇒1階へ聞こえる、もしくは響く音(重い音)
- 子供の走ったりする音
- 掃除機
- 物を落とした際の音
- 階段を登る足音
- 包丁で野菜を切る音(千切り)
二世帯住宅に住む前から音については、多少なりとも心配はしていましたが、想像以上に音の問題はあります。
建築前にタマホームのモデルルームで音の確認をした時は問題なかった
実際に家を建てる前に生活音の心配があったので、タマホームのモデルルームに行き、家族で1階と2階に分かれ試してみました。
その時は、瞬間的なこともあり、気にならないという判断をしましたが、実際に毎日、生活すると全く違います。
要するに昼間は、テレビや他の音があるので気にならないが、夜静かになると気になる、と言うことが発生します。
これはモデルルームで試しただけでは、分かりません。
子供たちが大きくなるにつれ、音の問題は減ってきましたが、今でも生活音に対しては、かなり気を使っています。
【上下分離型 二世帯住宅の成功のポイントは2階の造り方次第⁉】リビングの間取りは「できる限り小さく」がおすすめ - 大器晩成を信じて
防音材を多くするだけでは、音対策は不十分

家を建てる前から生活音の心配はあったので、タマホームに相談はしていましたが、タマホームの営業さんは、防音材が入るので問題ないと言っていました。
(記憶が定かではないですが、防音材も厚めに入れておくと言っていたような気はします。実際、どうなのかは確認する術がないですが。)
しかし実際には、防音材にも、「防ぎやすい音」と「防ぎにくい音」があるので、一概に防音材が入ってるから大丈夫ということではないです。
ただ、我が家の場合は、もう家が建ってしまっているので、どうすることもできませんが、これから二世帯住宅を検討される方は、音対策について相当、注意を払ったほうがよいです。
音が問題で二世帯生活がうまくいかいことは、多くあると思いますので、多少コスト高になったとしても音対策はしっかり実施することをお勧めします
防音で後悔しやすいポイント
二世帯住宅の防音で後悔しやすいのは、「ハウスメーカーが何とかしてくれるだろう」と考えてしまうことです。
実際には、防音対策は営業担当まかせでは不十分で、施主側もかなり具体的に要望を出す必要があります。
| 後悔しやすいポイント | 理由 |
|---|---|
| 防音材が入っているから大丈夫と思った | 重低音や衝撃音は完全には防ぎにくい |
| モデルハウスで問題なかったから安心した | 短時間の体験では実生活の音までは分かりにくい |
| 間取りより設備重視で考えてしまった | 音は設備よりも上下配置の影響が大きい |
| 子ども部屋の位置を軽く考えた | 成長するほど足音や生活音の問題が出やすい |
| 引き戸の音を想定していなかった | 毎日の開閉音が積み重なると意外と大きい |
見た目・価格・設備だけでなく、「その間取りで本当に静かに暮らせるか」まで想像しておくことが大切です。
二世帯住宅 音対策の基本は、間取りの検討
例えば、1階(親世帯)の寝室の上に子世帯の子供部屋がある間取りは、最悪です。
親世帯が就寝するタイミングで子供が暴れたりすると1階に音が響いて、問題になりがちです。
防音材などの音対策も重要ですが、それよりも間取りをしっかり検討することの方が重要です。
ポイントは、「1階の親世帯の寝室の上に子供部屋を設置しない」ということです。

音の観点から二世帯住宅の間取りを評価しました。二世帯住宅を検討される方は、ぜひ読んでいただきたい内容となっています。
【二世帯住宅 間取りを解説】二世帯住宅での生活10年で導き出した答え - 大器晩成を信じて
ドアの種類にも注意が必要
2階の音対策というと床に注目が集まりがちですが、実際に生活してみるとドア選びも重要です。
一般的に戸建てのドアは
- 引き戸:左右に動かして開け閉めするドア
- 開き戸:押し引きで開け閉めするドア
の2種類ですが、引き戸はレールを通る音が大きく、かなりの騒音になります。個人的に2階のドアはすべて、開き戸がおすすめです。
詳しくはこちらの記事を読んでみてください。
【二世帯住宅のドアは引き戸より開き戸の方が良い!】二世帯住宅の生活音対策 - 大器晩成を信じて
建築後に音対策をするなら絨毯風の厚手のマットがオススメ
我が家は、音対策をしようにもすでに家が建ってしまっているので、難しい状況です。今更、家の構造を変えれるわけもないですし、フローリングにマットを敷いて対策しています。
実際、このマットを敷くと効果はあります。
例えば、物を落とした時の音や物を引きずる音も軽減されます。
ただ、子供たちが走ったりするような、ドンドンといった重低音には、あまり効果がありません。

フローリングではなくなってしまいましたが、マットを敷くことにより、音の問題はある程度、軽減できています。
タマプレミアムコートを施工したせっかくのフローリングですが、仕方ないですね。
・二世帯住宅において、防音対策は最重要項目
・ハウスメーカーに任せきりでは、防音対策はできない
・音に配慮した間取りの検討は重要
個人的には、アイダ設計の完全分離型 二世帯住宅の間取りが、防音対策もしっかりできていて、非常におすすめです。こちらの記事にまとめていますので、ぜひ、読んでみてください!
