先日国内にいたとき、仕事の予定が思ったよりも早く済んだおかげで、次の予定まで、ふいに二時間ほどの空き時間ができた。ふだんのわたしだったら喫茶店に直行、鞄のなかの本を貪るように読むところなのだが、この日鞄に入っていた本たちはどれも内容が重たすぎて、二時間しか読めないのでは読み耽る気になれない。折しもそのときにいた場所は新宿だった。それなら、と書店に入っていき、信頼の置ける友人に、「二時間で読めるおすすめ本ちょうだい」と言ってみたら、紆余曲折の末に渡されたのはこの本だった。
- 作者: 小池昌代
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- 発売日: 2009/09
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小池昌代『通勤電車でよむ詩集』NHK出版生活人新書、2009年。
初めに言っておくと、じっさいに薦められたのはこの本の続篇、『恋愛詩集』のほうである。じつはこちらもすでに読んでいるので、いずれ感想を書くつもりではあるが、せっかくなのでやっぱり一冊目から読んでみようということで、こちらのほうに先に手を伸ばしたのだ。ほんとうに二時間ちょっとで読み終えた。
薦めてくれた友人も「『恋愛詩集』のほうは読んだけれど、一冊目のこちらはまだ」、と言っていた。そういうふうになってしまう理由は明白で、ずばり、タイトルのせいだ。というか、『通勤電車でよむ詩集』だなんて、ふだんのわたしだったら手を伸ばさない。たぶん「けっ!」となる。サラリーマンが詩を読んではいけない理由などひとつもないのに、どうも商業主義的というか、出版社による売り出し方が見え見えで、端的に言って、手に取る前から興醒めてしまうのだ。だから、じっさいに喫茶店で本を開いたときには、選者の小池昌代に謝りたい気持ちでいっぱいになった。ごめんなさい、ごめんなさい、ごめんなさい、と。ここには商業主義の姿など、影すらない。選ばれている詩も、「有名なものをたくさん入れてみました」みたいなものではぜんぜんなくって、本気の愛着、それも尋常じゃない高さの本気度が、自然と伝わってくるものだったのだ。冒頭にある「次の駅まで――はしがきにかえて」が、信じられないほどすばらしい。
「八歳とか九歳のころだった。この世の中には、「詩の力」というものが働いていて、それは、人間が生きるために必要な力なのだということを、どういうわけか、わたしは決めた(こんな小難しい言い方はしなかったが)。信じたというのでもなかった。わたしにとって、詩というものは、生きることの前提に存在していたものだ」(「次の駅まで――はしがきにかえて」より、12ページ)
「詩を読むのは楽しい。詩を読む態度として必要なのは、その詩を理解しようとか解釈しようとか説明しようというものではなく、その一篇に、丸裸の心を差し出し、その一篇と踊る用意があるかどうかという、それだけだ」(「次の駅まで――はしがきにかえて」より、13ページ)
「詩の言葉は砂にしみ込む水のように、疲れたからだにしみ込んできた。思いがけない行につまずいては、涙がとまらなくなった経験が幾度もある。人目があるから恥ずかしかったが、詩の働きはポンプに等しく、感情を地下から汲み上げる。泣こうとして読むわけではないが、図らずも泣いた。我知らず泣いた。自分ひとりでなく、誰かと共に泣いているような感覚があった」(「次の駅まで――はしがきにかえて」より、14ページ)
ほんとうに、この「次の駅まで」を読むためだけでも、この本を買う価値があると断言できるほどのすばらしさである。文中で、「(詩を)読む」と書かれているのに気づいただろうか。それなのに本のタイトルのほうは「よむ」と、ひらがな書きである。詩人の矜持を感じる。きっとここに注意するべきだったのだ。凡庸な選者であったなら、タイトルのほうもふつうに「読む」と、漢字にしていただろう。また、こんなことも書いていて、ボルヘスが同じことを言っていたのを思い出す。
「詩を読むことは、詩を書くことと同じ、真に創造的なことである」(「次の駅まで――はしがきにかえて」より、13ページ)
「読むという行為は書くことの後に来る。書くことにくらべれば忍従と礼節を強いられるが、それはより知的な行為である」(ボルヘス『汚辱の世界史』より、7〜8ページ)
紹介されるそれぞれの詩には、小池昌代によるコメント(解説とか、そういうのではない。愛情表現と呼びたい)が寄せられていて、それを読むのもとても楽しかった。このひと、全力である。全力で、詩の魅力を伝えようとしてきている。ずいぶん前に岩波文庫版の『萩原朔太郎詩集』を紹介したときに全文引用した「遺伝」も収録されていて、これはたぶんこの詩集のなかでももっとも有名な作品なのだが、寄せられたコメントは以下のとおりだった。
「この詩を読んだ者は、のをあある とをあある やわあと鳴く青ざめた犬を、身の内側に飼うことになる。自分の子に「子供」と呼びかける母親、遺伝という怖いタイトル、朔太郎はほんとに新しい」(161ページ)
パウル・ツェランの詩に寄せられたコメントにも、戦慄した。
「ドイツ系ユダヤ人、ツェランの詩は、彼の生涯を考える事なしに読むことができない。強制収容所で死んだ両親。自らの強制労働体験。版画家ジゼルとの結婚。息子の死。離婚。盗作疑惑騒動(ゴル事件)。入水自殺。しかしその詩を読んでいると、言葉から放射される、あまりに強い磁力に目を奪われて、「言葉」のリアルが「実人生」のリアルを超えてしまう。難解な詩だが、翻訳を経ることによって、むしろ新しく加えられた富があるのではないか。そう思われることもまた、この詩人の特異な点だ。何が日本語に運ばれたのか」(148ページ)
ヘイデン・カルースの「四十五歳」には、こんなコメントが。これは詩そのものも短いので、先に全文引用してみる。
―――――――――――――――――――――――
四十五歳
四十五歳のときだったが、川の淀みのそばに
何時間も寝そべっていた。緑に濁った
春の水だった。サンショウウオの交尾を
見ていたのだ。かれらは小さな手を前方に伸ばして
ものうげに漂っていて、あてもなく
暗がりから出たり入ったりしていたが、
十五匹から二十匹はいただろうか、とつぜん
そのうちの二匹がいっしょにさっと飛びだして、
ぼくたちがするように、やさしく、激しく、
腹と腹を合わせて抱きあい、それから
相手を放して、穏やかに、
ものうげに漂い去っていった。
緑の淀みはかれらの世界だったが、
しばらくはぼくの世界でもあった。
(ヘイデン・カルース(沢崎順之助、D・W・ライト訳)「四十五歳」、74〜75ページ)
―――――――――――――――――――――――
「作者・カルースは、長い年月、鬱病に苦しみ、結婚、再婚を繰り返し、傷つき、傷つけながら、老いてなお盛んに詩を書き続けた。生涯の記憶のなかに、四十五歳のこんな一瞬が残るとしたら、その他の時間がすべて呪われたものであったとしても、生まれでたことを祝福したい」(75ページ)
紹介されている詩の引用は、最小限に留めるべきだろう。すでにご覧のとおり、もともと日本語で書かれた詩もそうでないものも、多すぎも少なすぎもしない分量、収録されている。これは完全に自分用なのだが、最後に一覧を作ってみたので、その気があるひとには、わたしといっしょに気に入った詩人のストーカーになってもらいたい。ちなみにわたしがぶっちぎりで気に入ったのは、以下の二篇。カヴァフィスと白石かずこの詩で、これだけは紹介したいな、と、この文章を書きはじめる前から考えていた。まずはカヴァフィス。
―――――――――――――――――――――――
イタカ
イタカに向けて船に乗るなら
頼め、「旅が長いように」と、
「冒険がうんとあるように」
「身になることもうんとあるように」と。
ライストリゴン人、
片目のキュクロプス、
ポセイドンの怒り、
ああいうものにビクつくな。
士気が高ければ出くわさない、
身も心も喜び勇んでいたら――な。
ライストリゴン人、キュクロプス、怒り狂うポセイドンは出て来ない。
来るとしたらきみの心に棲んでいる奴。きみが自分の行く手に奴らを置くのさ。
祈れ、「旅が長くなりますように」と。
「未知の港にはいる楽しい夏の朝が
何度も何度もありますように、
フェニキア人の貿易港に幾度も行けますように」。
美しい商品にいろいろ触れろ。
真珠母、珊瑚、琥珀、黒檀。
最高の趣味の香水。ありとあらゆる種類の、
きみの好みの数を揃えた香水。
エジプトの街をあちこち訪れろ。
賢者から知識を貰って蓄えろ。
イタカを忘れちゃいけない。
終着目標はイタカだ。
しかし、旅はできるだけ急ぐな。
何年も続くのがいい旅だ。
途中で儲けて金持ち、物持ちになって
年取ってからイタカの島に錨を下ろすさ。
イタカで金が儲かると思うな。
すばらしい旅をイタカはくれた。
イタカがなければ出帆もできまい。
イタカがくれるものはそれで充分さ。
イタカが貧しい土地でも
イタカがきみをだましたことにならない。
きみは経験をうんと仕込んだじゃないか。
こんな叡智を得たじゃないか。
それを考えると
イタカの意味がいずれ分かる。
イタカという、島々の意味がな。
(コンスタンディノス・ペトルゥ・カヴァフィス(中井久夫訳)「イタカ」、24〜27ページ)
―――――――――――――――――――――――
ここに出てくる「イタカ」というのは、もちろんオデュッセウスの故郷のことである。カヴァフィスは19世紀生まれの、現代ギリシア語の詩人。ホメロスの『オデュッセイア』を読んでいれば、最初の「ライストリゴン人」らのことを具体的に思い描けるだろうけれど、この詩に触れるにあたって、わたしがほんとうに併読をおすすめしたいのは、現代のオデュッセウスの物語、ミラン・クンデラの『無知』のほうだった。亡命という悲劇が歴史に登場したことで、イタカの価値は大きく変容したのだ。救いようのない郷愁。亡命ではないけれど、わたしも日本を離れてからもう七年になるので、この詩が伝えてくれることは重い。「イタカがなければ出帆もできまい。/イタカがくれるものはそれで充分さ」。たまに帰国するたびに、日本という島々の意味が大きくなっている。
―――――――――――――――――――――――
池(pond)
帰りな といった
今晩は おまえといたくないから帰りな
といった
おまえは鼻をすすって泣きながら
帰っていった
おれは 帰るところがない
おまえが おれの心から 泣きながら
でていった道を 何度もなすった
おまえの涙のしみが おれの中のあっち
こっちに ついていて
そこが池になっていたので その池の部分
だけいつもより重くなってる心をかかえて
その晩 おれは眠ったのだ
(白石かずこ「池(pond)」、126〜127ページ)
―――――――――――――――――――――――
白石かずこの詩も、のけぞってしまった。女性が書いたとは思えない。コメントも秀逸だった。
「なんて、きついせりふ。「今晩は、おまえといたくないから帰りな」だって。だがこの男、そう言っておきながら、言われたほうみたいに傷ついている。女の気持ちがわかる、なんてもんじゃない。男は女そのものでもあるようだ。詩人もそう。男であり女。読むたびに、胸のなか、ちいさな池が、たぷたぷ揺れる。これは究極のラブソングだ」(127ページ)
読んでいて思い出されたのは吉野弘の詩、「夕焼け」のなかの一節である。詩人というのは、やさしいひとたちなのだ。
―――――――――――――――――――――――
やさしい心の持主は
いつでもどこでも
われにもあらず受難者となる。
何故って
やさしい心の持主は
他人のつらさを自分のつらさのように
感じるから。
(吉野弘「夕焼け」より抜粋、『吉野弘詩集』75~77ページ)
―――――――――――――――――――――――
この本のおかげで、これまで知らなかった詩人とたくさん出会えて、とても幸せだ。茨木のり子の『詩のこころを読む』と同じくらい良い。つまり、ちょっと信じられないほど良い。だれかに薦めずにはいられなくなる、すばらしいアンソロジーで、小池昌代という詩人にもとても興味を持った。二時間で読めてしまうけれど、百回読みかえして、二百時間をいっしょに過ごしたくなるような本である。短い詩ばかりなので、選者が薦めるとおり、いつかは電車に乗りながら、駅と駅との空白も埋めてもらいたい。
- 作者: 小池昌代
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〈掲載されている詩の一覧〉
※出典は巻末の略歴を参照。この略歴も、編集部の愛を感じる、すばらしい仕事だった。原語が英語・フランス語のものに関しては、原典ではなく、自分が手に取りたいと思った選集を挙げている。
まど・みちお「うたを うたうとき」『まど・みちお少年詩集まめつぶうた』理論社、1973年。
- 作者: まどみちお
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- 作者: まど・みちお
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石原吉郎「フェルナンデス」『日常への強制』構造社、1970年。
- 作者: 石原吉郎
- 出版社/メーカー: 構造社
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- 作者: 石原吉郎
- 出版社/メーカー: 思潮社
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コンスタンディノス・ペトルゥ・カヴァフィス(中井久夫訳)「イタカ」『現代ギリシャ詩選』みすず書房、1985年。
- 作者: 中井久夫
- 出版社/メーカー: みすず書房
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- 作者: 中原中也,大岡昇平
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豊原清明「緑」『夜の人工の木』霧工房、1995年(青土社、1996年)。
- 作者: 豊原清明
- 出版社/メーカー: 青土社
- 発売日: 1996/05
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塔和子「胸の泉に」『未知なる知者よ』海風社、1988年。
- 作者: 塔和子
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- 作者: 塔和子,川崎正明
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村上昭夫「宇宙を隠す野良犬」『動物哀歌』思潮社、1968年。
- 作者: 村上昭夫
- 出版社/メーカー: 思潮社
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ジュール・シュペルヴィエル(堀口大學訳)「森の奥」『シュペルヴィエル詩集』彌生書房世界の詩、1972年。
- 作者: シュペルヴィエル,堀口大學
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- 作者: Jul Supervielle
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谷川俊太郎「いつ立ち去ってもいい場所」『世間知ラズ』思潮社、1993年。
- 作者: 谷川俊太郎
- 出版社/メーカー: 思潮社
- 発売日: 1993/05
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ガブリエラ・ミストラル(田村さと子訳)「ばらあど」『ガブリエラ・ミストラル詩集』小沢書店、1993年。
- 作者: ガブリエラ・ミストラル,田村さと子
- 出版社/メーカー: 小沢書店
- 発売日: 1993/12
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趙明煕「春の芝生の上に」『再訳朝鮮詩集』岩波書店、2007年。
- 作者: 金時鐘
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- 作者: 川田絢音
- 出版社/メーカー: 思潮社
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四元康祐「言語ジャック1新幹線・車内案内」『言語ジャック』思潮社、2009年。
- 作者: 四元康祐
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北原白秋「からたちの花」『童謡詩人叢書からたちの花』新潮社、1926年。
- 作者: 北原白秋
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エドワード・トマス(沢崎順之助訳)「アドルストロップ」『英国鉄道文学傑作選』ちくま文庫、2000年。
- 作者: クリフォードダイメント,チャールズディケンズ,ジョンウェイン,カスバート・ハミルトンエリス,D.H.ロレンス,Clifford Dyment,Charles Dickens,John Wain,Cuthbert Hamilton Ellis,David Herbert Lawrence,小池滋
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- 作者: Edward Thomas
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高橋睦郎「川が見たくて 盛岡・中津川」『恢復期』書肆山田、2001年。
- 作者: 高橋睦郎
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ヘイデン・カルース(沢崎順之助、D・W・ライト訳)「四十五歳」『雪と岩から、混沌から』書肆山田、1996年。
- 作者: ヘイデン・カルース,沢崎順之助,D・W・ライト
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田村隆一「見えない木」『言葉のない世界』昭森社、1962年。
- 作者: 田村隆一
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中本道代「滝のある山」『春分vernal equinox』思潮社、1994年。
- 作者: 中本道代
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ディラン・トマス(松田幸雄訳)「緑の導火線を通して花を駆りたてる力」『ディラン・トマス全詩集』青土社、2005年。
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衣更着信「孤独な泳ぎ手」『孤独な泳ぎ手』書肆季節社、1983年。
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ウンベルト・サバ(須賀敦子訳)「ぼくの娘に聞かせる小さい物語」『ウンベルト・サバ詩集』みすず書房、1998年。
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天野忠「しずかな夫婦」『夫婦の肖像』編集工房ノア、1983年。
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草野心平「母の死」『詩集雲気』筑摩書房、1980年。
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藤井貞和「雪、nobody」『ピューリファイ、ピューリファイ!』書肆山田、1990年。
山本沖子「駅へ行く道」『花の木の椅子』創元社、1947年(復刻版、彌生書房、1977年)。
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白石かずこ「池(pond)」『今晩は荒模様』思潮社、1965年。
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宮澤賢治「眼にて云ふ」『宮澤賢治詩集』思潮社現代詩文庫、1979年。
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石垣りん「家」『私の前にある鍋とお釜と燃える火と』書肆ユリイカ、1959年。
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パウル・ツェラン(飯吉光夫訳)「ぼくは聞いた」『閾から閾へ』思潮社、1990年。
- 作者: パウルツェラン,飯吉光夫
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ルーシー・タパホンソ「会話」『ネイティヴ・アメリカン詩集』土曜美術社出版販売世界現代詩文庫、2009年。
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萩原朔太郎「遺伝」『青猫』新潮社、1923年。
- 作者: 萩原朔太郎
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トーマ・ヒロコ「ひとつでいい」『ラジオをつけない日』沖縄国際大学文芸部、2005年。
永瀬清子「踊りの輪」『美しい国』炉詩叢書、1948年。
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鈴木志郎康「終電車の風景」『やわらかい闇の夢』青土社、1974年。
- 作者: 鈴木志郎康
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エミリー・ディキンソン(亀井俊介訳)「わたしは「死」のために止まれなかったので――」『対訳 ディキンソン詩集』岩波文庫、1998年。
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