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新アラビア夜話

『宝島』や『ジキル博士とハイド氏』で知られる、スティーヴンスンの描いた物語集。

 

ロバート・ルイス・スティーヴンスン(南條竹則坂本あおい訳)『新アラビア夜話』光文社古典新訳文庫、2007年。


正直、ほとんど期待していなかった。イギリス人が『千夜一夜物語(アラビアン・ナイト)』を描くことに何ら連関性を感じなかったし、小品の沢山収められた、O・ヘンリの短編集のような世界が味わえたらめっけもの、程度の気持ちで手に取ったのだ。

全く違った。普通の短編集、という大枠の想像からして違っていた。大略で余計な予備知識を得てしまうのは勿体ないので、多くを語ることは控えるべきだろう。

ただ、これは他人に「面白いよ」と言われ、期待しながら開いたとしても、十分にそれに応えるほどに面白いと、断言できる稀有な本だ。

「人間の存在というのは、奪えば儚く、用いればじつに大いなるものだ。ああ! この世に目的を達するほど幻滅をおぼえさせるものがあるだろうか?」(140ページ)

敬遠するのは勿体無い、スリルに満ちた不思議な物語。オススメ。 

 



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