以下の内容はhttps://nina313.hatenablog.com/entry/2008/01/30/000000より取得しました。


点子ちゃんとアントン

ケストナーによる、世界最良の道徳教本。

 

エーリヒ・ケストナー(池田香代子訳)『点子ちゃんとアントン岩波少年文庫、2000年。


ケストナーの他の作品に比して、著者自身の声がふんだんに盛り込まれており、元々メッセージ性の強い作品が一層の輝きを放っている。それも一重に章末に付された「立ち止まって考えたこと」に依るものだ。

ケストナーの人々に対する信頼は、彼の経歴を知った上ではまるで旧約聖書ヨブ記のようだ。ナチスによる迫害を経て、何故こんなにも人を信用できるのか。

「みんなには、ひとをしあわせにすることが、どんなにしあわせかを、知る人になってほしい」(108ページ)

クノーのザジちゃんのような点子ちゃんと、エーミールを彷彿させる母親想いのアントン。素敵なストーリーにちりばめられた規範の数々と、これ以上は考えられないハッピーエンド。彼は文章によって人を幸せにできる。

いつか暖かい家庭を築いて、子どもに読んであげたい。

 



以上の内容はhttps://nina313.hatenablog.com/entry/2008/01/30/000000より取得しました。
このページはhttp://font.textar.tv/のウェブフォントを使用してます

不具合報告/要望等はこちらへお願いします。
モバイルやる夫Viewer Ver0.14