
お久しぶりです。
ここ半年は私用がとても忙しくブログを更新できずにいました。
一つ大きなタスクが終わったのでまた更新を再開できると思います。
ジャンクでリンホフテヒニカを拾ってきました。
1946年に発売された戦後すぐのリンホフテヒニカということもあり、経年劣化で貼り革はぼろぼろ、剥がれた部分を接着剤で補修したためか一部が剥がれ落ちている、また全体的にたばこのヤニが染み付いているといった非常にみすぼらしい状態でありえないほど安価でしたが、入手時はだいぶ悩みました。
一般に想像されるリンホフテヒニカは、スーパーテヒニカIV型以降のリンホフボードを使用する比較的新しいモデルかと思いますが、このスーパーテヒニカIII型はまだリンホフボードが開発される前のモデルとなりますので独自のボードを使用します。

入手時の状態です。この時代のテヒニカは黒色の革がデフォルトで付いていたようです。個人的にはテヒニカというとマスターテヒニカだと新しい機種をのぞいてブラウン系のイメージが強く黒だと違和感がありますね。

外装部品を取り外したうえで貼り革を剥ぎ、洗浄しました。
外枠の厚みが1mm以上あるアルミダイキャストで成形された本体は非常に堅牢に見えますね。ただ、この機体は過去に落下したのかフロントベッドレールが破損しています。使用には差し支えない箇所とはいえちょっとかわいそう...。

初めはワインレッド系のシボ目の荒い革にしようかと思ったんですが、カメラに使うには派手すぎるというか、くどすぎる感じがするためパス。

二眼レフやレンジファインダーカメラに使用する光沢のあるブラック系のシボ目の荒い革を当ててみるもちょっとおもしろくない。

最後に落ち着いたブラウン系の革を当ててみると、やはりリンホフテヒニカといえばブラウン系の革が似合うのか意外としっくりくる。この革で制作することにしました。

剥がした貼り革から採寸し新しい貼り革を制作します。

意外と似合うかも!

完成!結構いい感じになりました。
スーパーテヒニカIV型以降のテヒニカでは三脚座周辺は台形になりますが、まだ二眼レフカメラのような丸型の三脚座が取り付けられているだけですね。

上部ホットシュー周辺から距離計カバーに伸びる革は本来は一枚革ですが、手持ちの革では足りなかったためあいにく継ぎ足しにしてあります。こういったときに手持ちに豊富なブラック系ではなく変則的なカラーだと調色しなければ塗料がなく困りますね。