ここのところは一気に大寒波が襲ってきたおかげで寒いですね。
昨年10月に長く住んだ東京都内近郊から多摩地域に引っ越しましたが、多摩地域は若干標高が高いおかげで都内近郊と比べると最低気温が2,3度ほど低く、肌感覚でも寒く感じます。
今朝、2階にある寝室から1階の作業場に降りると温度計に2.9℃という表示があり、今まで鉄筋コンクリート造りの集合住宅に住んでいたこともありますが、驚きました。
加えて、歯を磨こうと洗面所の蛇口をひねっても水が出ない。
水道管が凍結しているんですね。今までぬるーい家に住んでいたんだと痛感しました。
これじゃ山梨とか長野には住めないな...。
昨年、年末にレオタックスFとレオタックスKをほぼ同時期にオーバーホールしました。
レオタックスFとレオタックスKはフラッグシップ機と、その機能を一部取り除いた廉価版といった扱いです。

レオタックスF(1954)
レオタックスカメラは戦前戦中を挟み、ライカDIIIをイミテーションした板金ボディのコピーライカを製造していましたが、1954年に国産初のダイカストボディへと進歩したレオタックスFを発売します。
シャッター精度や諸機能も一段と向上し、スローガバナーがアンクル開放型になったほか、巻き戻しノブを回転させるとポップアップしてくる機構や、シンクロセレクターなどユニークな機構も付与されました。
同じくダイカストボディのライカIIIcと比較すると横幅で数ミリほど大きいため、国産ではライカに匹敵するほどの精度を持ったダイカストボディを作れなかったという文脈で語られることがありますが、意図的に一回り大きく作ったと感じます。
年を追うごとに機能が付与され、1958年のレオタックスFVでは巻き上げレバーやブライトフレーム、またセルフタイマー、巻き戻しクランク、シンクロ同調自動調節機能などが追加されました。

巻き上げ機構をユニット化している点も非常に先進的です。おかげで巻き上げレバー化できたことを考えるとダイカストボディを一回り大きく設計したこともあいまって、機能の追加が楽だったとも取れますね。
ダイカストボディのレオタックスは、同じくダイカストボディのライカ、キヤノンやニッカなどとくらべ、非常に軽快に作動します。シャッター音もカラッ!といった高めな音ですね。

レオタックスK(1955)
翌年1955年にはレオタックスFから1/1000シャッターと1/15以下のスローシャッター、巻き戻しノブのポップアップ機構を取り除いた廉価版のレオタックスKが発売されます。

当時の写真工業1955年11月号に昭和光学精機の技術者が書いた解説記事がありますが、その立ち位置としては、交換レンズに対して交換カメラとして、高級カメラに対するサブカメラ(数種のフィルムを同時使用する際に)として、企画されたそうです。
レオタックスFからボディがダイカストになったため、精度とともに生産効率も上がったそうで”基本精度を維持した普及品K型”とも言い表されています。

記事にしようと思っていなかったため、全く同じ条件で撮影していませんが、レオタックスFのダイカストボディです。

こちらはレオタックスKのダイカストボディです。
あいにく、レオタックスFの方にはスローガバナーを取り付けていませんが、スローガバナーのアンクルを解放するためのギアが除かれていることがわかると思います。































