
映画「ウィキッド ふたりの魔女」(原題:Wicked)を観てきました。
めっちゃおもしろかったのと、いろいろ思い出したことがあったので、感想ついでにブログ書いときます。
あらすじなどは公式サイトからご覧ください。
(以下、ネタバレありです)
まずは思い出話からさせてください。
約15年前、アメリカの架空の高校にある合唱部(グリークラブ)を舞台にしたドラマ「glee」に熱中していました。シーズン1の第9話では、レイチェルとカートというキャラクターが「Defying Gravity」をカバーしました。「ウィキッド ふたりの魔女」で最後に歌った曲です。「glee」では、カートがゲイであることへの差別、ホモフォビアに抗おうとするストーリーが重ねられていて、ものすごく思い出深い曲でした。
字幕から歌詞の内容を知ることはできましたし、iPod touchで通学途中に何度も何度も聴いて味わっていました。しかし、「Wicked」の劇中で、どのようなストーリーのどの場面で、どのように歌われる曲なのか、という点までは知ることができていませんでした。劇団四季のミュージカルを観に行けば、あるいは英語を勉強してブロードウェイまで観に行けば、それを知ることはできたのでしょうけれど、わたしにとってはハードルが高かったです(いま思えば、もうちょっと能動的になっておけばよかった)。
なので、あれから約15年が経ったいま、ようやくそれを知ることができたのだなあと思うと、感激です。
アカデミー賞の主演女優賞にノミネートされているエルファバ役のシンシア・エリヴォ、そしてグリンダ役のアリアナ・グランデの歌唱と演技には本当に圧倒されました。素晴らしかったです。
一方で、ちょっと気になった点もありました。エルファバとグリンダの交友関係の描写が足りていないように思います。どうして忌み嫌っていた2人が向き合うようになったのか、そこからどう関係を構築していったのか、その関係はどこまで深まったのか。いまいち納得できないままするすると話が進んでいって、そのまま終わってしまった(後編に続く)印象です。
描写がまったくないわけではないですし、そこからなんとなく察することはできます。でも、上映時間が3時間近くあったわけですし、後編ではあの曲(こちらも「glee」でカバーされていました)を歌うことを考えると、2人の関係性についてもっともっと描写してほしかったなあと思うのです。
まあでもこれは、後編を見てから改めて考えたほうがいいのかもしれません。後編の上映を楽しみにしながら、また約15年前みたいに、サントラを何度も何度も聴いて味わおうと思っています。