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『哲学思考トレーニング』読んだ / 試走

伊勢田哲治さんの『哲学思考トレーニング』を読んだ。

タイトルだけだと哲学関連の新書かなと思うかもだけれど、クリティカルシンキングの本に分類される。 これ早めに読んでおけばよかったなぁ、となった。 200ページくらいなのと、語り口が軽めなので、読書を趣味にされてる方は簡単に読めるのではないかと思う。

理系の専門教育を受けたり、計算言語学プログラミング言語のような分野にいると、(古典)論理のような比較的曖昧ではなく、シンプルなものの取り扱いは慣れているのだけれど、 それらは箱庭の中での議論という感じで、世の中のものに適用しようとすると、適用範囲が狭すぎてあまりうまくいかなかったり、逆に効きが良すぎたりするので、 一般常識や慣例でごまかして暮らす、ということをやりがちのような気がする。 この本の良いところは、現実に根ざしていると考えてて、 団体の広報誌のような世の中にある文を実例に、どのような読み方をすればいいかであったり、 疑似科学がなぜ疑似科学と評価されるのかということを説明したり*1、 「生きる意味」というような価値観に関するものもどのように取り扱うのかという説明をしていたり、 とにかく現実世界との橋渡しをしたいという気持ちがビシビシ伝わってくる内容であった。

流れの良さや小話があり、一つの話題を一瞬だけ深堀りして、そしてバックトレースしてもとの話題に戻る(深さ優先探索をしている)という構成になってて、 この手の書籍でありがちな「読んでいる途中での脱落」はしにくい気がするのだけれど、一方でパラグラフにわけて読んで理解するということが難しい気がしている。 筆者もその自覚はあるようで、"「結局、何がどうだったの?」という人のためのガイド"という章を最後に用意していて、これを起点に再度チェリーピックしながら読むことができるため、 2週目(2回目)もちゃんと面白いという構造になっている。これは購入して手元に持っておくことで嬉しみがあるタイプの本。 また参考文献もしっかり書かれていて、この本を起点に興味があれば掘り進めることができるという点でも価値がある。


来月からの職場の方々との会食。 誘われてうれしいが自分のことをべらべら話しすぎた気もする。成長してない。

ある意味職場受け入れの試走であるなと思った。我々はこれからどのようなコミュニケーションをしていくのか。 前職とは違って、対面でもしっかりやりとりすることになりますからね。気持ちよくやりたいところである。

*1:逆に言うと科学者がどのような基準と判断を持って信頼たる業績とみなしているかの言語化でもある




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