5月の大型連休は、岐阜に旅行に行った。 平日にも休みを入れていて、その土地のショッピングセンター*1を歩いたのだけれど、休日かと思うくらい人がいたので、 そういえばと思い「トヨタカレンダー」をWebから閲覧すると、確かにその日も休日が指定されていた。 また、別の日には企業城下町と呼ばれる自治体も訪れて、「これは法人税がある側のまちづくりだな」という感想を話した。
そんな旅中で、『トヨタ物語』という本を読んでいた。 トヨタ自動車の歴史と、トヨタ生産方式がどのように作られていったかという内容。 自動車関連の本にも関わらず、自動車自体のディテール、たとえばある車種のデザインの凄さとかエンジンの素晴らしさとかそういう自動車好きが喜びそうな話題はなくて、 どのようにして会社が興りスケールしたかということが書かれている。
筆者はトヨタに対して気持ちを持っている側に読めて、 贔屓目すぎるという印象を持ってしまう。 しかし、書かれている内容の理屈は通っているし、 世の中にあふれるトヨタに関する話題、特にトヨタの仕事の仕方については、ネガティブなもののほうが多いと思う*2ので、 私としてはバランスが取れていて良かった。 一つの情報ソースとしてきちんと取材されたものを読むという体験は、それはそれで尊い。
関東にいるといろいろな仕事をいろいろな人達がやっていて、ごちゃごちゃして何がなんだかという感じになるが、 中京圏のように一つのエリアで産業をおこし、地域が発展して、経済が循環して、人々が暮らしているんだなという感覚を土地から得つつ、 その空気感の中、関連する書籍を読めたのは、体験として良かったなと思う。