カービィの空下コンボを確定させるのにとても苦労したので、その過程でわかったことを書きます。
結論
ポイントは「空下の着地隙を発生させないこと」で、そのためには
- 大ジャンプの離陸から 1 ~ 6 F 後(ジャンプボタンの 4 〜 9 F 後)に空下を入力する
- 早すぎると小ジャンプになって着地隙が生じる
- 遅すぎると空下のフレーム消化が遅れて着地隙が生じる
- 基本的に急降下は入れないほうがよい
- 空下のフレーム消化が着地に間に合わなくなって着地隙が生じることが多い
あたりを気をつける必要があります。なお当然ですが、着地隙の出ない範囲で空下を出すのが遅ければ遅いほど確定帯が広いです。
後述の通り一点だけまだ原理のわからないこととして、「大ジャンプから最速で空下を出したときだけ滞空時間が 2 F 伸びる」という現象があります。情報求むという気持ちです!
空下コンボの原理
大ジャンプからほぼ最速で空下を出し、最終段(6 Hit)までヒットさせ、急降下せずに着地すると、カービィの落下(13 ~ 20 F) + 大着地隙(4 F)+ 下スマの前隙(6 F)のほうが、相手のふっとび硬直(参考:ふっとび硬直 - スマブラSPECIAL 検証wiki - atwiki(アットウィキ))より先に消化できる事が多くて、下スマが確定するという原理です。本当に確定するかどうかはもちろん、相手の % 次第です。
着地隙を発生させない方法
カービィの大ジャンプの滞空時間は 53 F、空下の着地隙発生フレームが第 47 F までなので、大ジャンプの離陸から 1 ~ 6 F 後、すなわちジャンプボタンを押した 4 ~ 9 F 後に空下を押す必要があるわけですね。(早すぎると小ジャンプになることに注意です。)
カービィの落下時間の測定・計算
最終段ヒットから着地までに何 F かかるかを考えましょう。
測定
ヒットストップ(hitlag)に注意し、絵が変わったタイミングから数え始めたところ、落下時間は次のようになりました。
| 空下のディレイ | 落下時間 |
|---|---|
| 1 F | 20 F |
| 2 F | 17 F |
| 3 F | 16 F |
| 4 F | 15 F |
| 5 F | 14 F |
| 6 F | 13 F |
理論値との比較 ~ 追加滞空時間 2 F の謎
大ジャンプで $x$ フレーム滞空したあとで空下を入力するとき、この記事ではこの $x$ を空下のディレイと呼ぶことにします。すると大ジャンプの滞空時間が 53 F、最終段が第 34 F なので、落下時間は $(19 - x)$ F になる…… と思いきやなぜかディレイ 1 F のときだけ余分に 2 F かかります。ナンデ?
確定帯の測定・計算
相手はリンクで OP 相殺は ON です。空下は全段当てる前提で、確定 % は空下の初段当てる前時点基準で考えます。

測定
確定か否かはガードが間に合うかで判定しています。なお後でわかりやすいように、落下時間、大着地隙、下スマの前隙を合計して「下スマの実質前隙」として併記しておきました。
| 空下のディレイ | 下スマの実質前隙 | 確定帯 |
|---|---|---|
| 1 F | 30 F | 114 ~ 121 % |
| 2 F | 27 F | 89 ~ 121 % |
| 3 F | 26 F | 81 ~ 121 % |
| 4 F | 25 F | 73 ~ 121 % |
| 5 F | 24 F | 65 ~ 121 % |
| 6 F | 23 F | 57 ~ 121 % |
1 ~ 5 段目のダメージ
OP相殺なしで 1 ~ 5 段目がヒットすると 8.1 % ダメージが入るので、SSBU にいれるときには 8.1 % 足す必要があることに注意です。
理論値との比較
SSBU によると 57, 65, 73, 81, 89, 114 は、8.1 % 足すと吹っ飛び硬直がそれぞれ 23, 24, 25, 26, 27, 30 F 以上になる最小の整数 % であることがわかります。実際にはこれに立ち吹っ飛び中着地の 1 F が追加されることを考えると、納得の数値ですね。
超高 % で確定しない理由
ある % を超えると地面にバウンドするようになり、回避が間に合います。

SSBU によると 122 % は吹っ飛び硬直が 31 F 以上になる最小の整数 % なので、これが関係ありそうです。ふっとび硬直 - スマブラSPECIAL 検証wiki - atwiki(アットウィキ) にも以下のように記述がありますが、これでしょうか。とはいえ硬直のしきい値が 1 F ズレています。ひょっとしてこの 32 F には吹っ飛び中着地の 1 F が含まれているのでしょうか。謎は深まるばかりですね。
なお、「32Fのふっとび硬直」が倒れふっとびとなるためのしきい値だが、追加ふっとび硬直フレームによって32Fよりも長くなった場合では倒れふっとびにはならない。
コンボカウンターの仕様推測
確定していてもコンボカウンターが回らないことがあるのでその理由を考えます。確かなことは言えませんが、概ね 1 F 以上余裕があるときに回っているように見えるので、コンボカウンターでは立ち吹っ飛び中に着地した場合の 1 F 追加硬直が考慮されていないのではないかと思われます。
余談:ランディングフォース(LF)について
ランディングフォースに関する仕様を知りたくて資料を探したのですが、見つかりませんでしたが、(少なくともカービィの空下に限れば)着地隙が発生することと LF が発生することは必要十分っぽい雰囲気でした。これ調べて出てこないのびっくり! 情報求むという気持ちです。
(追記)前作の Wiki にあったみたいです。なにわづさんありがとうございます。 オートキャンセル - スマブラfor 3DS/WiiU 検証wiki - atwiki(アットウィキ)
参考文献
ランディングフォース発生するような出し方すると回避入れ込まれると当たらないです
— G4NP0N | がんぽん (@G4NP0N) 2024年10月30日