例年通り4月から各キー局ではテレビドラマ(以下“ドラマ”)の新作が開始された。で、その視聴率は朝ドラの「花子とアン」を除き軒並みパッとしない。もはや言うまでもないことだが、情報ソースの多様化、とりわけスマートフォンによるインターネット環境の遍在化によって、人々のメディア摂取パターンが多様化した結果、テレビはかつてのように「メディアの王様」的な立場を降りてこれら諸メディアの一つとなったために、視聴率