日銀が4月に発動した“異次元”金融緩和が、3メガバンクグループの収益に影を落とす。3グループの2013年3月期連結決算は、最終利益の合計額が前期比11%増の約2.2兆円と、7年ぶりの高水準に。しかし、14年3月期は頼みの綱の国債売買益が“異次元”緩和の影響で大幅に圧縮される見込みで、好決算に酔った「宴」は終わりそうだ。3グループが5月15日に発表した13年3月期決算は、最終利益で三井住友フィナンシャルグループ(FG)が前期