昨年12月5日、急性呼吸窮迫症候群のため57歳で亡くなった歌舞伎俳優・中村勘三郎さん。27日、東京都中央区の築地本願寺の葬儀で最後に弔辞を読んだのは、野田さんと30年来の親交があり、家族や女優の大竹しのぶさん(55)とともに最後を看取った劇作家の野田秀樹さん(57)だった。「君はせっかちだった。エレベーターが下りてくるのも待てなくて、エレベーターの扉を手でこじ開けようとした姿を僕は目撃したことがある。勘三郎。