野田佳彦首相は、「民意」を軽んじている。消費税増税法案を国会でスンナリ可決成立できない最大の原因は、ここにある。にもかかわらず、野田佳彦首相は、強引に押し切ろうとしているのだ。まず、消費税増税についての「民意」は、2010年7月の参院選挙で「反対」という民意で表わされた。民主党が過半数を確保できず、「衆参ねじれ現象」を招いてしまった。菅直人首相が財務省の意向に従って、「民意」を無視して、強引に