選民意識とつながる反原発への衝動「私たちの生活とは関係ないところで、エネルギーを巡る感情的な政策論が行われていないか」。こんな疑問を前回のコラム「全原発停止のエネルギー危機、今こそ何が必要か考えよう」、前々回のコラム「正義を叫ぶ人のつくる政策は危うい」で示してみた。その延長で今回は人々の唱える「正義」の危うさを、特にエネルギーを巡る議論において指摘してみたい。アゴラ研究所のエネルギー調査部門のGEPR