「チェルノブイリ原発事故と比べて、汚染が及んだ距離は8分の1程度」文部科学省が3月13日に発表した、この福島第一原発事故による放射能土壌汚染調査報告を、そのまま信じていいのだろうか−−。事故直後の政府発表を思い返すと、とてもそんな気にはなれない。大震災翌日の午後、1号機で水素爆発が起きてから2時間以上が経過して、やっと会見場に現れた枝野幸男官房長官(当時)は、「何らかの爆発的事象があった