Poor Economics(邦訳:貧乏人の経済学)はバナジー(Banerjee)とデュフロ(Duflo)の開発途上国の貧困層の生活行動に関する本だ。内容は面白く、英語も平易で、小難しい数式・表・グラフはほとんど出てこない。著者のデュフロが人口増加に関してどう考えているのか疑問を持ったので、手にとってみた。全部を読み込んだわけではないが、日本人から見ると違和感がある部分も少なく無い。アフリカを研究している人々と、アジアに面