「ベンチがアホやから、野球がでけへん」─。81年8月26日の対ヤクルト戦。阪神の江本孟紀は、当時、監督だった中西太氏を批判。その責任を取って同シーズン限りでユニホームを脱いだが、今でも球史に残る“舌禍事件”とされている。だが、発言の主である江本によれば、この発言の真意は79年にまで遡る必要があると言う。江本本人が、前代未聞の大騒動の“闇”の真実を初めて語り尽くした。 今でも“造