日本が太平洋戦争で敗戦を迎えてから、66年目の夏を迎えた。戦争を後の世代にどう語り継ぐのを考えるときに、一つ思い浮かぶのは歴史教科書だ。「新しい歴史教科書をつくる会」元会長らが執筆した育鵬社版の教科書に対して、日本共産党などからは「侵略戦争を美化している」との批判も出ているが、実際にはどうなのか。中学生向け教科書での終戦に関する記述を、最もポピュラーと言われる東京書籍版と比較してみた。(BLOGOS編集