世界柔道選手権東京大会が閉幕した。今大会は日本柔道界にとって大きな収穫があった。昨年のオランダ・ロッテルダム大会で日本勢は男女14階級で金メダル3個、銀メダル1個、銅メダル3個。とくに男子は金がゼロ、銀と銅が1個ずつという散々の成績だった。「お家芸の危機」として騒がれ、ファンを心配させたものだ。しかし今大会は、金 8個、銀4個、銅6個とメダルラッシュ。男子も3階級で金メダルを獲得した。この好成績の背景