この10年あまり、大学や研究機関で働く有期雇用の教職員や研究者の雇い止めが全国で問題となっている。そうした中、非常勤講師の「労働者性」を認め、5年以上勤務した場合の無期転換を有効とし、雇い止めを無効として復職とバックペイの支払いを命じる判決が、今年1月15日に東京高裁で言い渡された。訴えを起こしたのは、東京海洋大に17年間勤務していた非常勤講師の男性(62)。無期転換を申し込んだものの大学に拒否され、2022年