定年退職は、長年築いた立場を失う大きな節目です。特に重責を担った層ほど、現役時代の意識が再雇用後の壁となり、組織内で孤立するケースが少なくありません。定年後の再雇用において、いかにして新たな役割を見出すべきか。ある男性のケースを見ていきます。「元部長」という過去を捨てられず、組織の底辺に沈んだ男大手建設会社の営業部長として、年収1,200万円を稼いでいた田中一郎さん(60歳・仮名)。60歳の定年を迎えた際