通常、65歳から受け取ることができる老齢年金。「遅く受け取るほど得をする」という言葉を信じ、受給を遅らせた高齢者が、思わぬ事態に直面するケースもあります。受給額が増えたのに、素直に喜ぶことができない。ある男性のケースを見ていきます。独身男性、将来の安心のために「繰下げ受給」を選択昭和28年生まれの佐藤正雄さん(72歳・仮名)。大学卒業後に就職した会社で、とにかく真面目に働いてきたといいます。60歳で定年を