読んでいくほどに印象が変わっていく小説だった。本邦初紹介の作家、ケリー・ギャレットの『偽妹』(矢島真理訳/ハヤカワ・ミステリ文庫)は、この世にもういない妹の人生を姉が掘り起こそうとする物語である。主人公のリーナ・スコットはニューヨークに住む大学院生で、二十八歳だ。彼女にはデジレ・ピアースという異母妹がいる。リアリティショー番組に出たことで有名人になったのだが、その生活ぶりがあまりに放埓であっ
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読んでいくほどに印象が変わっていく小説だった。本邦初紹介の作家、ケリー・ギャレットの『偽妹』(矢島真理訳/ハヤカワ・ミステリ文庫)は、この世にもういない妹の人生を姉が掘り起こそうとする物語である。主人公のリーナ・スコットはニューヨークに住む大学院生で、二十八歳だ。彼女にはデジレ・ピアースという異母妹がいる。リアリティショー番組に出たことで有名人になったのだが、その生活ぶりがあまりに放埓であっ