物価高と人件費高騰で、全国の銭湯が次々と廃業に追い込まれるなか、なぜか“値上げしない銭湯”が存在する。入浴料のみでサウナ無料。採算度外視とも思える価格設定は、どのように維持されているのか。その答えは、表では語られない「暗黙のルール」にあった。大阪の一角で、一部の銭湯が選んだのは、秩序を厳格に管理することではなく、あえて目をつぶるという経営判断。一般客を遠ざけるリスクと引き換えに、圧倒的な固定客を獲