「1973年に劇団(東京ヴォードヴィルショー)を立ち上げ、お客さんが増えてきた’83年ころ、山田洋次監督が芝居を見にきてくださって、『今度、寅さん(33作・夜霧にむせぶ寅次郎)に出てくれませんか』と誘われたんです」こう語るのは、佐藤B作さん(76)だ。山田監督は「当時は若造だった」B作さんにも丁寧な語り口調のため、優しい人だと安心した。「ところが最初の撮影シーンのときです。ボクが旅館の部屋で休んでいるところに