読む順番で結末が変わる。そんなことがありえるでしょうか?道尾秀介さんの最新作『I』は、二編の小説のうち、どちらを先に読むかで登場人物の生死が変わり、ハッピーエンドとバッドエンドのどちらになるかが変わってくる小説です。六つの物語をどの順番で読むかで読後感が変わることで話題になった『N(エヌ)』は、七百二十通りの読み方ができました。しかし『I』は究極の二択を読者に迫ります。集英社文庫の『光媒の花』『