日本の家庭に風呂が普及し始めたのは1960年代のこと。すでに半世紀以上が経過しています。それなのに、いまだに「浴槽・風呂釜なし」「シャワーなし」「給湯器なし」が標準のままの地域も残っています。 冬の朝、コンクリートむき出しの浴室。白く凍った息を吐きながら、水道の蛇口から滴る冷水で顔を洗う。浴槽・風呂釜も給湯設備もない「湯気のない浴室」には、水しか出ない蛇口が一つだけ。数十万円をかけて風呂釜