なぜイスラム教では偶像崇拝が禁止されているのか。九州大学大学院准教授の小笠原弘幸さんは「魂を持つと考えられている人や動物の似姿を描くことは、神への挑戦とみなされたこともある。とはいえ、歴史的にイスラム世界で絵画が描かれなかったわけではなく、現代では、世俗の絵画への忌避感はほとんどない」という――。※本稿は、小笠原弘幸『オスマン帝国の肖像絵画で読む六〇〇年史』(角川新書)の一部を再編集したものです