先月、韓国の北朝鮮ウォッチャーの間であるレポートが話題になった。韓国国会立法調査処(立調処)が4月10日に発表した、「北朝鮮エリート内権力構造の変化と示唆点――崔龍海非公式組織の公式組織掌握を中心に」と題する報告書だ。その内容をざっくり説明すると、北朝鮮で近年、高官に対する粛清が見られないのは、崔龍海(チェ・リョンヘ)最高人民会議常任委員長を中心とする「後見体制」が、有力者たちの人事と利権を調整して