5月の企業倒産は約11年ぶりに1,000件を超えた。物価高や人手不足などが増加の背景だが、その影に隠れ「放漫経営」が急増している。2024年1-5月は累計190件で、過去10年間で最多を更新した。手厚い創業支援、個人保証に依存しない融資も増えたが、一部の経営者のモラル低下と無謀な経営が倒産を押し上げている。東京商工リサーチ(TSR)は、1952年に企業倒産の全国集計を開始した。5月に1,000件を超えたが、月間最多は1984年5月