北海道の沿岸で近年、「野生のラッコ」の目撃例が増えている。【写真】霧多布岬沖でカニをほおばるラッコ太平洋に面した霧多布(きりたっぷ)岬(北海道浜中町)は、ラッコがよく目撃される場所の一つだ。この春も赤ちゃんの誕生が確認され、親ラッコと一緒に海面に浮かぶ姿があった。地元で海洋生物の調査・保護に取り組むNPO法人「エトピリカ基金」の片岡義広理事長(76)によると、岬でみられるラッコは10頭余りという。