「会社、燃えてないかな」そんなことを思うほど、主人公のみなとは追い詰められている。彼女が大学院卒業後に就職したのは、昭和生まれの私からみても古い体質の会社だ。歓迎会では宴会芸を強要される。頻繁にある懇親会では、上司の脱いだ靴を揃えろだとか、暖簾を上げろだと?そんなの自分でやれよ、と本の外からビシッと言ってやりたい感じだが、新入社員のみなとは従うしかない。配属された部署では、課長の嫌味と高学歴いじ