リストラで競争力は向上するのか―─。 東芝(島田太郎社長)が国内従業員を数千人規模で削減する方向で検討していることが分かった。固定費を減らし、デジタル事業などに投資を集中して経営再建を加速する狙いだ。23年12月に投資ファンドの日本産業パートナーズ(JIP)傘下に入って非上場化したことに伴う財務の負担が約2兆円に上っており、財務体質改善の意味合いもあるとみられる。 リストラの布石