「『未来社会の実験場』として、課題解決型の提案ができるような万博にしたい」──。開幕まで、あと1年を切った大阪・関西万博。来場者約2820万人、経済効果2兆9000億円(経済産業省試算)を見込む国家プロジェクトだが、一部パビリオンの建設遅れやコスト負担増などが懸念されている。「万博をやるのは重要。しかし、大事なのは、その後のレガシー(遺産)をどうするか」と語る松本氏に、改めて万博開催の意義を直撃した。