65歳以上の割合が総人口の約3分の1を占める超高齢社会(2019年高齢社会白書より)に突入した現在の日本では、これまでにはなかった社会問題が浮き彫りになっている。そのひとつが高齢者の生活する住居のゴミ屋敷化問題だ。病気や体力の低下によりゴミを出せなくなった高齢者の生活環境が徐々に悪化して“ゴミ屋敷”と化したり、ゴミが積もった家の中で孤独死していたりするケースは近年、後を経たない。東京都大田区を拠点と