東京電力グループと中部電力が折半出資する発電会社JERA(東京)が4月、碧南火力発電所(愛知県碧南市)で燃料の石炭の一部をアンモニアに置き換える「混焼」の実証実験を始めた。石炭火力に当面頼らざるを得ない日本は、既存設備の脱炭素化が急務となっている。しかし、再生可能エネルギーが普及する欧州からは「火力発電の延命策」との批判が上がり、風当たりは強い。 商用の火力発電所での大規模な実証実験は