厚生労働省の集計によると、2023年に報告された食中毒の件数は1021件に達する。夏に多いというイメージとは異なり、一年を通して発生している。最多は3月の125件、最少はなんと8月の65件だ。春から初夏、秋に発生が多く、12月は78件、1月は75件と、冬だからと決して少ないわけではない。ちなみに、カンピロバクターと生魚にいるアニサキスによる食中毒が非常に多いのが日本の特徴と言えよう。極寒の北朝鮮でも食中毒が絶えない。2