博士号などの学位を取得しても、定職につけず、生きづらさを抱えている人たちがいる。そうした「高学歴難民」には、特有の困難がある。犯罪加害者の家族を支援するNPO法人の代表で、『高学歴難民』(講談社現代新書)を書いた阿部恭子さんは「彼らは『これだけ時間とお金を費やしたのに』という思いを抱いている」という――。(第2回/全3回)写真=iStock.com/bee32※写真はイメージです - 写真=iStock.com/bee32■「高学歴