煌々と集魚灯をともす外国(左)と日本(右)のサンマ漁船(写真:筆者提供)10月中旬、サンマ漁が盛期を迎えています。漁期前の7月に水産研究・教育機構が発表した2023年度の「サンマ長期漁海況予報」では、「漁期を通じた来遊量は、低水準(昨年と同水準)」としていました。ところが10月上旬には、宮城県気仙沼での水揚げが昨年の2倍のペースで「豊漁の兆しか?」などと報道されました。「2倍」というとサンマの水揚げ量が大幅