新型コロナウイルス感染症が流行し始めた2020年、トイレットペーパーなどの買い占め行動が問題になった。こうした「パニック購買」は、どんな人たちが、なぜ行っていたのか。明治学院大学経済学部の専任講師、中野暁さんは「データを分析したところ、極端な買いだめ行動をしていた人は全体の5.8%で、普段あまり食品や日用品を買わない男性が多かった。大部分は、通常よりも少し多く備蓄を行っただけに過ぎなかった」という――。