同居家族がいないなど、孤独な境遇の高齢者が増えている。年金などの社会保障制度を取材してきた猪熊律子さんは「万引きを繰り返し3度刑務所に入った80代女性もいる。低賃金・低年金になりがちな女性がハッピーになる仕組みを早くつくらないと、困窮や孤独から刑務所に居場所を求める“貧乏ばあさん”が増え続けることになりかねない」という――。※本稿は、猪熊律子『塀の中のおばあさん』(角川新書)の一部を再編集したもので