家事や育児、介護に伴う労働に女性がかける時間は、1日5時間にも及ぶ。一方で働く男性はたったの1時間だ。ジャーナリストのキャロライン・クリアド=ペレスさんは「もういいかげん、ケア労働をする人たちを不利な立場に追い込むのはやめるべきだ」と言う。仕事において「男性のニーズこそが普遍的」とされる労働文化において、女性たちが感じる不公平さとは――。※本稿は、キャロライン・クリアド=ペレス(著)神崎朗子(翻訳)