ある調査では男性の6割以上が「家事をすることで家族に喜んでもらいたい」と答えた。ここには大きな落とし穴がある。家事研究家の佐光紀子さんは「『妻に喜んでもらいたい』という動機だと『家事を手伝う』という考え方になる。しかし妻が喜ぶ水準は夫が考えているよりも高い。だから妻を怒らせてしまう」という――。(第1回/全3回)※本稿は、佐光紀子『なぜ妻は「手伝う」と怒るのか:妻と夫の溝を埋める54のヒント』(平凡社